こんにちは、動画編集フリーランスのせとやんです。
私自身、10年近くパソコンから離れていたので、テクノロジーの進化に驚いた記憶があります・・・
ということで、あちこちネットサーフィンしなくても平気なように、動画編集者に最低限必要なパソコンの知識をまとめておきます。
あくまで間違いのない選び方となります。サイフが厚いひとは、時間かけて調べるより最上級スペックを買うのがコスパはいいかと。
目次
まず結論から
ざっくりまとめるとこんな感じ。
あすすめスペック | 理由 小言 | |
OS | Windows | コスパはWindowsが上 |
CPU | intel Corei7以上 | 一番お金をかけたい部分 |
ストレージ | SSD 512G以上 | サブでHDDはあり |
メモリ | 32G以上 | 16Gでも動く |
グラフィックボード | GeForce GTX 1660以上 | 4Kはキツい FHDなら◎ |
ディスプレイ | お好みで | 最初はなんでもOK |
入力機器(マウスとか) | お好きに | 趣味の世界 |
4Kの編集やCG制作となると、もっと要求スペックは高くなりますが、動画編集者としての入り口はこんな感じで十分です。
注意ポイント
くれぐれも、電化製品店で買わないように!割高ですし、オフィスなんて必要なし。
ここから先は、選択肢とおすすめの選び方です。
デスクトップとノートパソコン
おすすめはデスクトップ。
同じスペックならデスクトップの方が価格は低いです。
後々の拡張性を考えるとデスクトップ一択!と言いたいところですが、どうしても外で作業したいとか、動画編集者のサブマシンとしてならアリかと。
冷却面ではデスクトップの圧勝。CPUは熱を持つと、リミッターが働いて処理速度が落ちます。ここがノートパソコンのキツいとこ。
OS WindowsとMac
値段、拡張性で選ぶならWindows。
アップルが好きな方はMacでどうぞ。
動画編集が目的なら、どちらでもOK。
よくセキュリティー面の話を聞きますが、WindowsにしろMacにしろクライアントワークするなら、セキュリティーソフトは入れた方がいいと思います。
WindowsはHomeとProがありますが、リモートデスクトップができるかどうかなので、Homeで問題なし。リモートデスクトップで動画編集ではまだキツいですよ。
5Gも期待していたほどの回線速度ではないようですしね。
※ 副業で動画編集やるならリモートデスクトップは便利です。 会社にいる間に、データのダウンロードをさせておくことができます。
補足:ゲームもしたいって人はWindowsになりがち。迷わず64bitにしておこう。
ストレージ
SSDは必須。値段は高く感じますが、データ転送速度が全く違います。
パソコンの電源ONから数秒でイジれます。
私はHDDしか知らなかったのですが、HDDが当たり前の時代なんて10分は触れませんでした。
- SSD: ソリッドステートドライブ
- HDD: ハードディスクドライブ
最初はcドライブ(メインストレージ)に512G(ギガ)以上のSSD。
Dドライブに1T(テラ)以上のHDDがおすすめ。
補足:動画データと編集ソフトで200Gくらい一気に埋まります。
CPU IntelとAMD
パソコンの脳みそ。安定のintel、安さのAMD。
動画編集では周波数が大事。(単位はGhz:ギガヘルツ)
Adobe製品と相性がいいのはintel。
コスパはAMDが良さそうに感じるが、Premiere ProにしろAfter Effectsにしろ、8コアまでしかしっかり使ってくれないので、余剰スペックが高くてもあまり意味はない。
※ エンコードしながら、ほかの作業もしたいならこの限りではありません。
YouTube系の動画編集を入り口に、将来的にはCMや広告と進んでいきたい方は、intel最新のCOREi9を買っておけば間違いないかと。
節約してもCOREi7は欲しい。
補足:ハイスペックCPUでも、ソフトがクラッシュしないわけではありません。映像を編集するというのはそうゆうもの。
メモリ
作業台とその広さ。とりあえず16Gでいいかと。
私は、最初は16Gでやってましたが、速攻で32Gにしました。
After Effectsで作業中は32Gでも不足を感じます。
本業のひとは64G以上を使ってますね。
メーカーは気にする必要なし。
値段と好みでどうぞ。
グラフィックボード
映像処理用のCPU・メモリ・マザーボードがセットになったもの。
(初心者向けだからこのぐらいで勘弁してください(^^;))
綺麗な映像を滑らかに出力するために必要。
8bit、10bit、12bit出力とあるが、数字が上がるほど綺麗な映像、って認識で最初はOK。
とりあえず、GeForce GTX 1660以上を買っておけば問題なし。節約するならGeForce GTX 1080でも可。
補足:10bit出力から値段が跳ね上がりますよ~( 一一) 環境整えるだけで100万超えるかも。私もそうですが、初心者のうちは忘れておきましょう。
一度、まとめ
ここまで読んで、なんのこっちゃわからん!ってひとは、下記サイトのクリエーター向けBTOパソコンがおすすめ。
値段と性能、見た目でピンっときたものを選べば幸せになります。
自作パソコンってどうなの?
コストは抑えられますが、保証がないのがネック。
特に、ここまでの記事が参考になった(^^♪ という方はやめておきましょう。
BIOSの設定、ブルースクリーンと友達になりたい人はチャレンジしてみてください。
ロマンを追い求めるのは楽しいですよ(*´▽`*)
私のパソコンスペック
ドスパラで買ったのですが、参考に仕様スペックを残しておきます。
OS | Windows10 Home 64ビット |
CPU | intel Corei7-9700K |
メモリ | 32.0GB(ギガバイト) |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
Cドライブ | SSD 512GB(ギガバイト) |
Dドライブ | HDD 1TB(テラバイト) |
今のところ、上記のスペックでこなせています。(主にYouTubeの動画編集)
欲を言えば、OS以外はグレードアップしたいとこですが、まず問題ないでしょう。
あとは稼いでからでいいと思います。
言葉だけ覚えておこう
OpenGLとCUDA(クーダ)
どうしても、「動画編集」「映像編集」関係のパソコンをググると、「OpenGLやCUDA」がヒットしますよね。
どちらもIT用語なのですが、とりあえずは言葉だけ覚えておきましょう。
YouTubeやネット動画広告の編集をしている方でも、ここをしっかり説明できる人は少ないです。
補足:この知識が必要になったときは、かなり単価の高い仕事をしてるでしょうから、その時に改めて勉強すればいいと思います。
おまけ 初期費用
さくっとBTOパソコンの値段をチェックしましたのでまとめておきます。
パソコン本体で、約17万円くらいですね。
14万円くらいのでも編集できなくはないですが、すぐ不足に気づくと思います。
それなら、最初から必要なスペックで組まれているパソコンを買った方がお得です。
自分でパーツを組み替えると保証がなくなりますしね。
更に、編集ソフト代もかかります。
私はAdobeを推奨。
補足:スマホや無料ソフトでも編集できると言う方もいますが、可能かどうかと現実的かは違ってきます。クライアントに納品するのは編集後の映像データだけとは限りません。Premiere Proのプロジェクトファイル(編集データ)と一緒に納品を求められることも多いです。このように、編集ソフトを指定されることは珍しいことではありません。
少しでも安くできないかな?
そうなんです・・・インターネットが普及し、労力だけで始められるビジネスが増えてきているなか、動画編集は初期投資のかかる分野かもしれませんね。
ですが、それが参入障壁となっているという事実もあります。やるかやらないかはあなた次第 😎
あとは、とりあえず必要なスペックを満たしたパソコンで作業しつつ、セールをチェックするのがいいかと。
編集ソフトはあくまで道具です。1日でも早く触って覚える、がいいと思います。
Adobeのソフトなら、お得に買う方法はあります。参考記事はこちら↓。
社会人向け【Adobe Creative Cloud】手間なく安く買う方法。
参考になれば幸いです。
せとやんでした。