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【分析力向上】動画編集者なら知っておきたい色彩心理の基礎。

【分析力向上】動画編集者なら知っておきたい色彩心理の基礎。

せとやん
こんにちは、せとやんです。

今回は、色相心理についてまとめておこうと思います。

動画編集の世界で食べていくなら絶対に知っておいて損はない知識ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

覚えておくと、動画編集者としてクライアントに提案できるアイディアの一つとなりますよ。(^_^)/

 

「色彩心理」とは?

その色を見たひとの心に与える影響。

様々な研究が行われていますが、科学的には解明されていない部分が多いため、心理学として確立されているわけではありません。

しかし、多くの人が同じように感じるという事実があります。

 

本記事は、色それぞれの心理効果と、色の基礎的な知識をまとめたものとなります。

 

まず、基礎にあたる色の三属性から説明していきます。

色の三属性

色の三属性

共通の認識基準となる特性が、「色相」「明度」「彩度」の3つです。

この三つの性質を「色の三属性」と言います。

 

三つの性質で「色」が成り立っていると覚えておけばOKです。

 

1、色相しきそう

色相とは、基本的な色味の違いのことです。

赤、黄、緑、青、紫などですね。

 

色相

上記の画像のようなものを見たことはありませんか?

 

色相が連続して変化して見える輪を「色相環」と呼びます。

色相環の向かい同士にある関係は「補色」と呼ばれ、お互いの色を引き立てます。

 

2、明度めいど

色の明るさの度合い。

  • 明るい色 → 高明度
  • 中間   → 中明度
  • 暗い色  → 低明度

と、言います。

 

白色がもっとも高く、黒色がもっとも低い色となります。

 

3、彩度さいど

鮮やかさの度合い。

  • 鮮やかな色 → 高彩度
  • くすんだ色 → 中彩度
  • 地味な色  → 低彩度

と、いいます。

 

同じ色相の中でもっとも高彩度の色を「純色」と言い、もっとも低い色は「無彩色」になります。

 

トーン

色のトーンとは、有彩色の明度と彩度を組み合わせた色調(色の範囲)のことです。

高明度で中彩度な「ペール(うすい)トーン」が女性的でかわいらしいイメージ、低明度で中彩度な「ダーク(暗い)トーン」が大人っぽいイメージなど。

異なる色相を組み合わせるときは、同じトーンの中から色を選ぶと、調和がとれてまとまった感じになります。

 

各色が与える心理的効果

なんとなくつかめてきたでしょうか?

ここからは、各色が与える心理的効果を説明していきます。

 

ここをしっかり理解しておくと、同じYouTube動画でも見え方が変わってきますよ。

「なぜ、この色を使ったのか?」を考えるだけでも、投稿者の目的や、心理状況が見えてきます。

 

赤

エネルギーをもたらす色。

「情熱・行動力・興奮」のような強いエネルギーを感じさせ、リーダー気質なかたが好む。

 

暖かみを感じる色であり、赤に囲まれた部屋にいると体温が2℃ほど上がった、という実験結果もあります。

交感神経を刺激し、血流が上がり体温が上がると考えられています。

 

元気がほしいときや自分をアピールしたいときなど、エネルギーが必要な時に見るといいですね。

 

動画編集においては「特に強調したい部分」に使われます。

 

「赤」の与えるポジティブな効果

  • 元気にさせる
  • 熱い
  • 強い
  • 情熱的
  • やる気にさせる
  • 暖かいイメージを与える
  • リーダーシップを感じさせる

「赤」の与えるネガティブな効果

  • 攻撃性
  • 危険
  • 怖い
  • 怒り
  • 「血」の連想

強い色なだけに、使う場面は考慮したいですね。

 

橙(だいだい)

橙

陽気でポジティブな高揚感を表す色。

カジュアルで親しみやすく、Webデザインに使われることも多いですね。

 

ネガティブなイメージがなく、不安や抑圧を取り除く効果もあります。

食欲を促す効果もあるため、心身のバランスを整えることができるでしょう。

 

動画編集では、ゆるくふざけた時に使ったり、ファンキーなイメージですね。

 

「橙」の与えるポジティブな効果

  • 楽しい
  • かわいい
  • 希望
  • 明るい
  • 元気
  • 友情
  • コミュニケーション力を高める

などです。

 

黄

心理学的に、希望を抱いているときに黄色が気になる傾向にあり、知性を刺激する色。

 

頭の回転が速くなり会話をスムーズに運ぶことができるようになるとされています。

かわいい色であり、幸福の象徴でもあります。

 

動画編集では、アピールや注目を集めたいときに使うといいですね。

赤のように子供が好む傾向があります。

 

「黄」の与えるポジティブな効果

  • 幸福
  • 未来
  • 輝き
  • 元気
  • 友情
  • 若々しいイメージ

 

「黄」の与えるネガティブな効果

  • 甘え
  • 幼稚さ
  • 自己中心的
  • 危険
  • 注意

 

緑

中間色の中でもっとも刺激が少なく、落ち着きや安らぎを感じさせるバランスの色。

 

赤とは全く正反対のイメージで、目立つ色でもないのでYouTubeではあまり見ない色ですね。

コントラストをハッキリさせるために、わき役として使うイメージ。

 

「緑」の与えるポジティブな効果

  • 安心
  • 安らぎ
  • 平和
  • 成長
  • 健康
  • 自然
  • リラックス
  • 落ち着いたイメージ

 

「緑」が与えるネガティブな効果

  • 保守的
  • 受け身
  • マイペース

赤とは正反対と覚えとくといいですね。

 

青

興奮をしずめて、感情を抑える色。

冷静に物事を判断できるようになります。

 

集中力を上げる効果もあるため、動画編集ではビジネス系に多く使われていますね。

誠実さを感じさせる色でもあります。

 

「青」の与えるポジティブな効果

  • 誠実
  • 集中
  • 冷静
  • 自由
  • 涼しい
  • さわやか
  • 信頼感を高める

白色と合わせるとクリアな透明感を感じさせるため、企業のホームページにもよく使われています。

このブログも、

  • 集中して読んでもらいたい
  • 信頼感を高めたい

という考えで、「青」系統の色を使用しております。

 

「青」の与えるネガティブな効果

  • 冷たい
  • 寒い
  • 抑制

動画編集では「冷たい」イメージで使われることが多いですが、クールな印象もあるためメインテロップに使われますね。

エンタメ系だと、ネガティブワードの主張でよく見られます。

 

紫

よく欲求不満の色とか言われますが、心のバランスを整える癒しの色。

 

「赤」と「青」という対比する色が混ざった色で、自身の潜在能力に気づかせてくれる色でもあります。

 

スピリチュアルを想像させるため、セラピストが好んで使う色でもありますね。

 

「紫」が与えるポジティブな効果

  • 大人っぽい
  • 神秘的
  • 心身の回復
  • 観を鋭くする
  • 興奮をしずめる
  • 緊張や不安を抑える
  • 集中力を上げる効果もある

 

「紫」が与えるネガティブな効果

  • 嫉妬
  • 不安
  • 孤独
  • 悪趣味
  • 下品
  • 二面性
  • 不吉

ピンク

ピンク

幸福感や思いやりの色。

またはそれを求めている時に気になる色でもあります。

 

女性らしさや恋愛、味覚の甘さを感じさせます。

女性にパステルカラーが人気なのはこういうことなんです。

 

「ピンク」が与えるポジティブな効果

  • 幸せ
  • 甘い
  • やわらかい
  • かわいい
  • 気持ちを和ませる
  • 攻撃性を弱める

 

「ピンク」が与えるネガティブな効果

  • わがまま
  • 依存
  • 甘え
  • 自己犠牲
  • 現実逃避
  • 幼稚

 

白

純粋、清潔、神聖な色。

 

絵を描こうと思ったら、白いキャンバスを用意しますよね?

そう、「無」の象徴でもあります。

 

もっとも明るい色であり、始まりを感じさせる効果もあります。

 

「白」が与えるポジティブな効果

  • 平和
  • きれい
  • 祝福
  • 天国
  • 清楚
  • 透明感
  • 重さを軽く感じさせる
  • 部屋を広く感じさせる

 

「白」があたえるネガティブな効果

  • 無意味
  • 放心
  • 冷淡
  • 降参
  • 頼りない

 

灰色

灰色

白と黒の中間色であり、気持ちを落ち着かせると同時に不安感を抱かせる色。

 

控えめな印象を与え、物事を受け入れやすくなる色でもあります。

 

補色の間のクッションとしても使い勝手がよく、メインのカラーを引き立てます。

私自身、配色で悩んだ時は「白」に近い灰色を挟んでみたりしています。

影のイメージですね。

 

「灰色」が与えるポジティブな効果

  • 大人っぽい落ち着きを感じさせる
  • シックで洗練されたイメージ
  • 温厚
  • 中立

 

「灰色」が与えるネガティブな効果

  • 優柔不断
  • 控えめ
  • 自身がない
  • 社交性に欠ける
  • 曖昧
  • 暗い
  • 孤独
  • 不正

落ち着いた雰囲気ではあるものの、ネガティブなイメージの強い色が灰色。

オフィスが灰色系の色で統一されていた場合、「会社に従順してもらいたい」という願いが見えます。

 

黒

モダンでシックなイメージと、闇や恐怖などを感じさせる色。

 

他の色に与える影響が強く、色を組み合わせると黒のイメージが上乗せされます。

強さや権威性、神秘的な存在感を感じさせるものの、潜在的に「負」のイメージが強い色でもあります。

 

白い紙に黒で字を書くと、視認性は高いですが、どうしても冷たさや硬さを感じてしまいますね。

 

「黒」が与えるポジティブな効果

  • 強さ
  • 高級感
  • 気持ちを引き締める
  • 神秘的な存在感
  • 主張を強く感じさせる
  • プロ意識

 

「黒」が与えるネガティブな効果

  • 恐怖
  • 絶望
  • 威圧感を感じさせる
  • 拒絶
  • 孤独
  • 不気味
  • 不吉
  • 冷酷

色の通りに暗いイメージですが、「無」や「影」の象徴でもあります。

 

「白」と同じく基本的に使う色です。

実際のYouTubeのサムネイルを見てみてください。

「黒」が使われていないサムネイルはほぼありませんね。

 

「黒」を少量使えば、コントラストがハッキリして、他の色を際立たせます

しっかり意識して使っていきたい色です。

 

まとめ

YouTubeの動画編集で言うと、色を気にする瞬間ってサムネイルやタイトル、テロップが大半ですよね。

 

私自身、「視認性」ばかり気にしていましたが、色彩心理を学んでかなり意識が変わりました。

もちろん視認性は大切です。

 

しかしYouTubeをよく観察してみると、テロップの文字色は少し「白」に近づけた「黒」だったりします。

完全な「黒」より柔らかく見せてるんですよね。

 

こういった視点を持つことは、動画編集者としてはすごく大切です。

提案する際にも「なぜ、この色がいいのか」を説明できれば承認を得やすいですし、単に命令通りに動くだけの人材から、頭一つ抜きんでることができます。

 

こうして信頼を作っていくんですね。

せとやん
私もまだまだ「信頼構築」については悪戦苦闘しておりますが、こういった「説明できるスキル」は印象が良くなります。

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