クライアントから動画データをもらった際、
「movファイルか・・・」
「mp4に変換しなきゃ!」
って思ってる人、意外と多いのでは?
私もそう思ってました(^^;)
なぜなら、AdobeプレミアProでそのままmovファイルを読み込むと、よく問題が起こるからです。
でも、実はそのまま読み込まなければ解決できるんです。
あくまで一例です。
この方法で解決しない場合もあります。
mp4でも同様の問題、解決方法が使える場合もあります。
注意ポイント
この記事は「movファイルの音がシーケンスに入れられない」場合の、解決方法です。
目次
まず結論 【解決方法】
- プロジェクトパネルにmovファイルを読み込む。
- シーケンスに映像は入るが、音が入らないことを確認。(シーケンスに音声のクリップがない状態)
- プロジェクトパネルの対象のファイルをダブルクリックし、ソースパネルを開く。
- ソースパネルの【オーディオのみドラッグ】をプロジェクトパネルにドラッグ!⇐ここが超重要!!
- そのオーディオファイルをシーケンスにドラッグ
すると、シーケンスに音を挿入することができました。
Adobeはmovに関する問題自体は確認はしているとのこと。
ですが2020年3月21日現在、まだ対応できていません。
今後のアップデードに期待ですね。
そもそもmovって何なの??
apple社が開発した拡張子のひとつ。
可変ビットレートを採用しているため圧縮率が高く、データ容量をコンパクトにできる。
主に、iPhoneや一部のカメラで撮影した動画ファイルはmovで保存される。
MACであれば再生自体は問題はないが、Windowsの場合コーデックをインストールすると再生できます。
ですが問題はここからでして、
Adobe premiere proではMAC・Windowsどちらにせよ不具合が多いです。
- 音がズレる
- 映像が読み込めない
- 映像の一部が逆再生される、または飛ぶ
- 今回のように音だけシーケンスに挿入できない
などなど上げだしたらキリがないです。
最終手段はmp4に変換
この記事にたどりつけた方ならおわかりでしょうが、ググると「mov=mp4に変換」ってパターンが多いですよね。
確かに最終手段としてはありかと私も思います。
編集できなければ仕事は進みませんから。
しかし、mp4に変換するということは少なからず劣化してしまいます。
これはさけては通れません。
動画・映像編集を本職にしている方々は(#^ω^)ピキピキ しているそうなw
この道で生きていくと決めたプロなら、もがいてみましょう!
今回の方法ももがいて得た知識です、ググってもでてきません。
あとは、クライアントに
- 劣化を認めてもらう
- 映像と音声データを別々にもらう
- 撮影の時点でmp4で保存できないか、たずねる
だいたいの場合、劣化は認めてもらえないですね。
最後に
5Gの到来により、動画の時代が来る! こんな話をよく聞きますが、動画・映像編集というモノはホントに深い世界です。
知れば知るほどわからないことが出てくる。
おそらく全てを理解している人はいないのではないでしょうか。
長年、本業としてエディターをしている方でもAdobe Premiere Proのすべての項目を把握しきれてはいないでしょう。
その必要はないですけどね(^^;)
ソフトはあくまで道具なので、使いこなせていれば十分です。
今後、今回のような発見やチュートリアル、フリーランスの生き方・考え方なんかをアウトプットしていきますので、興味のあるかたはチェックしてみてください<(__)>